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地方公共団体のグリーン購入取り組みランキング(2021年度調査)を公表―満点は5団体、脱炭素社会の実現に向け公共調達のグリーン化を評価―

GPN活動報告2022-06-22
グリーン購入ネットワーク(GPN)(事務局:東京都千代田区、会長:梅田靖)は、全国の地方公共団体(1,788団体)を対象にしたグリーン購入取り組みランキング(2021年度調査)を公表しました。このランキングは、環境省の「グリーン購入取組事例データベース」で公表されている地方公共団体の情報をもとにGPNが設定した基準により評価を行い、今回で7回目の公表となります。
今回は、2050年の脱炭素社会の実現を目指すことを背景に、電力の環境配慮調達方針の策定状況への得点を追加しました。結果は5団体が満点(100点満点)の評価、全国の平均点は17.8点となり、昨年より1.4点のマイナスになりました。

プレスリリース>> 地方公共団体のグリーン購入取り組みランキング(2021年度調査)を公表

【評価結果リスト(詳細)】
1.全ての地方公共団体(1,788団体)のリスト
2.都道府県・政令指定都市のリスト
3.域内市区町村を含む都道府県別のリスト
4.ゼロカーボンシティ表明・気候非常事態宣言都市(719団体)のリスト
5.SDGs未来都市(125団体)のリスト
※ゼロカーボンシティ表明・気候非常事態宣言都市は2022年5月31日時点。

■梅田 靖 GPN会長(東京大学)のコメント
7回目となる地方公共団体のグリーン購入取り組みランキングを公表いたしました。
2050年のCO?排出実質ゼロに向けたゼロカーボンシティ表明等も追い風に、電力の環境配慮契約に取り組む地方公共団体は増えていますが、全体の平均点は上昇せず、高い次元で取り組めている一部の地方公共団体がいる一方で平均点を下回る約7割の地方公共団体という分布は、非常に憂慮すべき状況です。
GPNでは、現場で取り組まれる地方公共団体の実務担当者のスキルアップが必要との考えから、毎年実務研修会や個別相談会、取り組み支援を行っていますが、担当者の定期的な交代や財政的な逼迫等から、グリーン購入の取り組みに浮き沈みがあったり、形骸化してしまったりしている例が見られます。
条例や規則をつくり、環境配慮行動を促す仕組みや制度を整備することが地方公共団体の役割ですが、と同時に、その地域の大口の消費者として、自らが率先してグリーン購入や環境配慮契約を実践することが極めて重要です。地方公共団体の率先行動により、環境配慮型製品・サービスの市場が広がり、その地域とサプライチェーン全体の環境負荷削減につながります。
地方公共団体には、グリーン購入法に沿って取り組むというだけではなく、公共調達の意義と可能性を捉えていただき、SDGsの目標達成に加え、気候変動対策やプラスチック資源循環を促進する手法の一つと位置付けて実践していただきたいと思います。また、環境省には、グリーン購入法における地方公共団体の義務化、地方公共団体の調達方針の策定、組織的取り組みの定着に向けた施策の一層の強化をお願いしたいと思います。


【評価概要】
テーマ:全地方公共団体のグリーン購入の取り組み度の評価
評価目的:地方公共団体のグリーン購入の取り組み状況を評価し、更なる取り組みを促すこと
評価対象:地方公共団体1,788団体
評価方法:環境省「グリーン購入取組事例データベース」(2021年度調査)公開情報に基づく評価

【評価項目と評価基準(100点満点)】
・    方針策定状況:グリーン購入調達方針と電力の環境配慮契約方針を策定している場合は、各3点(満点6点)
・    組織的実施状況:グリーン購入法特定調達品目22分野に電力を加えた23分野において実施していると回答した分野数×1点(満点23点)
・    実績:グリーン購入の調達率が8割以上、電力の環境配慮契約実績が5割以上の分野数×1点(満点23点)
合計52点を100点満点に換算しました。

※評価項目と評価基準の変更点
・調達方針について、グリーン調達・電力の環境配慮契約ともに「調達方針」もしくは「各種計画等での位置付け状況」にかかわらず、方針を策定している場合は3点としました。(今回より変更)
・得点を100点満点に換算しました。(第6回より変更)
・電力の環境配慮契約の「組織的取り組み」と「契約実績(50%以上)」各×1点を評価に追加しました。(第6回より変更)
・「判断基準はあるが、調達機会がなかった分野数」については、情報開示が終了したため、評価対象から外しました。(第6回より変更)


【背景】
■購入者としての地方公共団体の重要性
地方公共団体は、地域における大口の購入者であるため、地域経済の重要なポジションにあります。地域企業や住民への啓発効果も大きく、地方公共団体が率先して環境配慮型商品を購入することは、その開発と流通を促し、市場における普及拡大につながります。

■グリーン購入と地球温暖化対策
第五次環境基本計画(環境省)における第一の戦略は「持続可能な生産と調達を実現するグリーンな経済システムを構築」であり、その実現に向けて「グリーン購入・環境配慮契約」が重要な施策の一つとして位置づけられています。グリーン購入・環境配慮契約は地球温暖化防止等にも貢献し、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)において地方公共団体は、努力義務として調達方針の策定や組織的な取り組みの推進が求められています。

■グリーン購入とSDGs(持続可能な開発目標)
国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の12番目の目標には「持続可能な消費と生産パターンの確保」が位置付けられており、12.7のターゲットには、「国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。」があります。さらに、日本における持続可能な開発目標(SDGs)実施指針においてもグリーン購入の促進が求められています。調達を通じて社会的課題を解決するためにも、地方公共団体におけるグリーン購入の推進は非常に重要な位置付けにあります。

■地方公共団体のグリーン購入の普及促進に向けたGPNの取り組み
 グリーン購入は、地球温暖化防止や地方創生、SDGs 等、地方公共団体における重要施策の推進にもつながる有効な手段です。グリーン購入ネットワーク(GPN)は、地方公共団体のグリーン購入の取り組みの拡大、深化を目的に、地域ネットワークと連携し、自治体職員向けグリーン購入研修会(基礎編)を5月12日に開催しました。引き続き自治体職員向け環境配慮契約(電力)研修会を7月14日に開催予定をしています。また、グリーン購入や環境配慮契約を取り組むにあたって「お困りごと」をオンラインで解決する「個別相談会」の実施や、本格的な個別支援として、現状把握から基本方針の策定を支援する「取り組み支援メニュー」を提供しています。


【参考】 
2021年度(第6回)公表結果(2020年度調査)  こちら
2020年度(第5回)公表結果(2019年度調査)  こちら
2019年度(第4回)公表結果(2018年度調査)  こちら
2018年度(第3回)公表結果(2017年度調査)  こちら
2017年度(第2回)公表結果(2016年度調査)  こちら
2016年度(第1回)公表結果(2015年度調査)  こちら


■お問い合せ
グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局 担当:武井、竹内、深津
TEL.03-5829-6912 E-mail:gpn☆gpn.jp(☆を半角@に変える)

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